福岡県指定特定施設 介護付有料老人ホームふるさと舞松原では、入居者様のQOL(Quality of life)向上の施策といたしまして「入居者様のお食事の充実」に職員、従業者一同が日々努めております。
毎日感じる事の喜びは活力になります。
そして、入居者様が前向きに生活ができる事は、従業者にとってもやりがいや充足感や達成感など、やはり活力になります。
その為、「入居者様のお食事の充実」に真摯です。
その取り組みの一つが「ご当地の郷土料理めぐり」で御座います。施設内の厨房で野菜の切り出しや各種ダシを取る所から手掛けて調理を行う当施設の特徴を生かして、およそ毎月一県、昼食の献立としてご提供を行っております。
回を重ねて今月は第10回。
今月ご紹介する県は「奈良県」の郷土料理になります。
今回は「メイン料理」の選定が出来ない程、個々が素晴らしいお料理の為、オーソドックスなご紹介方法で参りたいと思います。
まずは「ご飯物」です
こちら「炊き込みご飯」ではなく「色ご飯」となります。
奈良県では、醤油味の炊き込みご飯のことを「色ご飯」と呼ぶそうです。
炊き込みご飯の歴史は古く、奈良時代には「お米に粟」を混ぜてかさ増ししたご飯を「あわご飯」と呼んで食べていたそうです。炊き込みご飯は、お米が貴重であった頃にお米を節約するため、さまざまな具を混ぜて炊いたことがはじまりといわれております。
「お米」と呼ばれる一因も近い理由なのでしょうか。
続きましてはこちらです。
「魚と葱の煮物」になります。
奈良県の郷土料理としては「生節と葱の煮物」となります。鰹節の製造過程で出て来る「生節」wp生かして美味しく食べる為に研鑽したお料理との事。
こちら介護付き有料老人ホームふるさと舞松原では入居者様に合わせてアレンジした一品としての登場です。お魚が柔らかくて味が染み込んでおり、白米が進むのではないかなと思われるようなお料理でした。
次は小鉢のお料理になります。
材料と料理の名前だけで言えば、これこそ奈良県の郷土料理の顔かもしれません。
「奈良和え」です。
奈良県のお漬物と言えば「奈良漬け」
この奈良漬けを材料として和えたお料理が「奈良和え」になります。
地元、奈良県では奈良漬は通年食されており、それを使った和え物である「奈良和え」も家庭で、日常的に食されているそうです。九州の高菜のような位置付けなのでしょうか。子供にも人気のお料理だそうです。
奈良漬け自体が好きなわたくしには最高の小鉢でした。奈良漬けのアクセントが最高でした。
最後にご紹介しますのはこちらです。
「大和の雑煮」になります。
お正月と旧正月には、介護付有料老人ホームふるさと舞松原では「お雑煮」が食卓にならびます。
今日は今年3回目のお雑煮で、入居者様も喜ばれ、職員も喜んでいました。
奈良では、豆腐、祝だいこん、金時人参、里芋、丸餅などが入った白味噌仕立てが「雑煮」となるそうです。一年間、家族円満に過ごせるようにと、餅は丸餅、野菜類も輪切りにして入れてるそうです。
こちらのお雑煮。
お料理の食べ方に特徴が御座いまして、「雑煮の餅を取り出して、砂糖入りのきな粉につけて食べる」風習のある奈良県の地域があるそうです。
これはお鍋のあとに麺や御飯を入れて食べる事に通じるものがあるように感じました。
以上が、奈良県の郷土料理になります。
食べ終えれば、毎月食べたくなる「大和雑煮」がやはりメイン料理だったかなと思いました。
入居者様も待ち遠しく感じて頂けている方もいらっしゃいます。厨房のスタッフの大変さも有りますが、続けて行ければ素晴らしいと思います。
最後にこれまでの郷土料理のページリンクをご案内いたしまして本日は終了とさせて頂きます。