郷土料理めぐり「山梨県」
今月の郷土料理の日がやってまいりました。
本日はメインのお料理と小鉢にお味噌汁とシンプルな構成です。
先ずは目を引いている丼からご紹介させていただきます。
こちら「かつ丼」です。
「ソースかつ丼」とお伝えした方が皆様には分かりやすいかもしれませんが、山梨県ではこちらが「カツ丼」と呼ばれております。
我々がイメージする、かつ丼は「煮かつ丼」と呼ばれているそうです。
由来は、とあるお蕎麦屋さんが東京で「カツレツ」を食べてなんとか取り入れる事ができないかと事項錯誤した結果だそうです。
本来はキャベツの千切りが重厚に敷かれているのですが、施設バージョンは茹でたキャベツになっております。
お味は言わずもがな「美味しいです」
続きましては小鉢のご紹介になります。
こちらの小鉢、先程のかつ丼と比べられない程の由緒と歴史を持っております。
富士山と言えば静岡県のイメージがありますが、内陸側は「山梨県」です。
この富士山を信仰する信者さんが訪れる際、宿を提供しておもてなしをする役目の御師さんが、富士山の山開きの7月1日に振る舞ったのが「じゃがいもとひじきの煮物」だそうです。
100年以上前から食べられている「じゃがいもとひじきの煮物」は、現在でも習慣として山開きの日には食べられているそうです。
内陸側ですが「ひじき」が使われている所に隣接する静岡県との関りを感じます。
以上の二品にお味噌汁を加えて、山梨県の郷土料理御膳で御座いました。
召し上がられる入居者様の表情は様々で御座いましたが、喜ばれている方を多く拝見いたしました。完食率も良く、肉類のお料理の根強い人気を感じました。
「次の県はどこだろう」と入居者様と会話する機会が出来て楽しく過ごす一助になっている「郷土料理の日」が待ち遠しいです。
< 各県の郷土料理のページ >
・ 郷土料理めぐり「広島県」
福岡県福岡市東区に御座います、介護付有料老人ホームふるさと舞松原では、入居者様のQOL向上の取組みとして様々なアプローチを行っております。その中の取組みの一つとして「お食事の充実」を掲げ、施設内の専用厨房にて「各県の郷土料理」を毎月ご提供いたしております。