令和4年元日のおせち料理
令和4年1月1日の昼食のご紹介になります。
「新年を祝うおせち料理」になります。
順を追ってご紹介して参ります。
まず始めは、おせち料理の元祖とも言われている「煮しめ(筑前煮)」のご紹介です。
この「煮しめ」はお正月だけではなく、節句やお祝い事、人が集う時に振舞われてきたといわれる一品になります。
子孫繁栄や子宝を願う”里芋の一種”である「八つ頭」。こちらは「末広がりの八」としての縁起や願もかけて使われております。
他には、根を張り一家繁栄を願う「ごぼう」。
先を見通せますようにとの願をかけての「蓮根」。”
鶴は千年、亀は万年”から長寿の縁起を担いで亀の甲羅に見立てた「椎茸」。
めでたい”梅”に見立てた「人参」。
結び目と“縁結び”をかけた「コンニャク」。
本来は「くわい」や「ふき」なども入る事も御座いますが福祉施設や有料老人ホームでは、入居者様の口腔内の状況(嚥下うや咀嚼)によって採用不採用が分かれる具材になります。
以上のように「煮しめ(筑前煮)」には様々な願いが込められておりますので、絶極的に入居者様にお勧めもさせて頂きました。味がしっかり染みていて美味しいと評判でした。
他のお品のご紹介をさせて頂きます。
古来から"赤には邪気を振り払う力がある"と言われて参りました。この意を担ぐことを兼ねましての「お赤飯」。
少量にも見えるかと思いますがボリュームは十二分にありました。
続きましては、”出世”の願を掛けた出世魚の「ブリ(鰤)」。
"邪気を払う"や"長寿を願う"意味などを込めて日本の国花である菊に見立てた「菊花かぶ」。
金塊や金の小判などに例え、"商売繁盛・金運・財運をもたらす福食"としての「栗きんとん(栗金団)」。
味の感想といたしましては、ブリの照り焼きがとくに絶品でした。身が固すぎずに箸が通りやすかったです。
お重の最後のエリアのご紹介です。
”叩いて開く”で”運を開く”意味を込められた「たたきごぼう」。
昔の書物は巻物の形をしておりました。その形ににている事から"知恵が増える"事を願う縁起物としての「伊達巻」。(一説によりますと「派手やおしゃれな人」を「伊達者」といっていた事などから「派手な卵焼き」なので「伊達巻」になったとも)
"日の出"の意味や"紅はめでたさと慶び"で"白は神聖さ"の意からなくてはならない一品としての「かまぼこ(蒲鉾)」。
"元気・丈夫・健康"などの意味や、"まめに働く"や"まめに暮らす"の語呂合わせから「黒豆」。
目出度さからの「桜の和菓子」。
以上でお膳のご紹介となりますが、最後に「お雑煮」ご紹介です。
当施設、介護付き有料老人ホームふるさと舞松原は、福岡県福岡市東区に御座いますので自然とお雑煮の作法も「博多風のお雑煮」になります。
特徴は「出世魚のブリ(今回は骨の有無などの課題から赤魚が採用されておりました)」や「かつお菜」でしょうか。
もちろん当施設のお雑煮にもしっかり入っておりました。ダシが効いていてのど越しも良く美味しいと皆様召し上がられておりました。職員からの絶賛もあったお雑煮でした。
福岡県指定特定施設 介護付有料老人ホームふるさと舞松原では、お正月や節分など年間行事の一つ一つを大切に受け止めてこれからも臨んで参りたいと存じます。今年、ご一緒に新年をお祝いした入居者様と来年も再来年も新年のお祝いをしたいと存じます。
以下のリンクから、これまでにご紹介させて頂きましたお正月料理のご紹介ページに移動が可能です。是非ご覧下さいませ。
< 色々なおせち料理のご案内 >
・ 昨年の昼食(おせち料理)のご紹介は「こちら」
・ おせち料理をイメージした介護食ご紹介は「こちら」
・ おととしの元日の朝食(おせち料理)ご紹介は「こちら」
・ 一昨年のおせち料理(昼食)のご紹介は「こちら」